「赤ちゃんって、いつになったら
かわいいと思えるようになりますか?」
もうすぐ産後2ヶ月のAさんの訪問をしました。
彼女は真っ青な顔をして、
「おっぱいが痛くて授乳が怖いんです。」
「赤ちゃんがずっと泣いているから、全然眠れない。」
「血圧も高い。」
と、無表情に伝えてきます。
こりゃ大変だ。
完全に産後うつになってる。
まずは、赤ちゃんの体重チェック。
乳頭のケアと授乳の練習。
「痛くない。これならおっぱいやっていけそう。」
ミルクの作り方の工夫。
哺乳瓶の飲ませ方。
ママの背中から頭にかけてマッサージ。
体をほぐし、訴えを聞いているうちに、彼女のお腹が「ぐ〜」と鳴って。
「お産してから、初めてお腹が空いたと思えた」
食欲もなくし、体重減少も著しい状態の彼女に笑顔が。
タップリ2時間のケアをしました。
2度目の訪問。
「赤ちゃん、かわいいです。毎日、かわいい、かわいいって、つい言ってしまうくらい可愛いです。」
「ミルクの飲ませ方を教わってから、夜眠ってくれるようになって、
私も眠れるようになったら血圧も下がって、頭痛も治りました。」
「もっと早く相談すれば良かった。2ヶ月近くも悩んで、私完全にうつでしたよね。」
ご自分の事を客観的にみえるようになったAさん。本来の彼女の人柄を感じつつ、嬉しい訪問になりました。
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